カット方法でより良いシールをつくる

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シールをカットするときには2つの方法があります。1つは全カットであり、もう1つがハーフカットです。全カットとは貫通カットとも呼ばれ、すべてを切り落としてしまうことになります。つまり台紙の上に単に印刷されたものがついているだけの状態であり、シールと台紙は同じ大きさになります。これに対しハーフカットは、本体部分だけをカットすることです。これは台紙が残っている状態で、シールの部分にのみカットが入っています。そのために、本体だけを台紙から剥がすことができます。この方法の場合は、1枚の台紙に数種類のシールを入れられます。

ハーフカットで注意すべきこと

ハーフカットを利用するときには、いくつかの注意点があります。カットする機械の能力にもよりますが、複雑な形状のものはカットすることができません。たとえば、角度が90度以下で、カットが内側にまで入っているような形状のものです。次に細くて長いものもカットできません。内側に向かって鋭く入り込んでいる部分があるものに関しては、入り込んでいる部分の角度を角丸にしてから印刷するなど、修正が必要になるケースもあります。
サイズにも制限があります。当然あまりに小さいものはカットができません。最小サイズは、方形ならば短辺が5ミリまでで、1平方センチ以上のものです。丸形は正円で直径10ミリ、1平方センチ以上のものとなります。

ハーフカットの楽しい利用法

ハーフカットで作成したシールは、様々なものに利用できます。まず、イベントや何かの催し物などでもらったノベルティや雑誌の付録、あるいはお気に入りのアーティストグッズなどに貼って楽しめます。カバンや財布などの持ち物にはすべてお気に入りのシールやステッカーを貼っておくのも楽しいです。こうすることですぐに自分のものと認識できます。可愛いものならば友達をうらやましがらせることもできるでしょう。これは家庭でも同じで、洗面所においてあるコップにラミネート仕様のものを貼ってみたり、タンスや戸棚に貼っておけば、家族のものとの区別が容易にできるようになります。
ハーフカットのものは、1枚に数種類のシールを印刷できます。そうすることで色々なものが使えますし、いくつものデザインが手に入ります。また、小ロットで注文すればコスト的にも安く済むのです。必要な分だけ注文し、なくなれば追加注文をすることで、いつまでも自分だけのシールを持つことができます。

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