シールには裏面印刷ができます。裏面印刷とは、シール本体の裏側にある剥離紙に印刷する方法で、これはイベントのチラシや販促ノベルティに良く利用されています。イベントでシールやステッカーなどを配った場合、そこに宣伝コピーなどを印刷しておけば、シール表面のデザインに影響を与えることなく、宣伝効果を上げることができます。また、個人で創作活動や芸能活動をしていたりする時に、素敵なシールやステッカーを作って配るのも良いです。裏面印刷で自分の作品の宣伝やSNSなどの情報を記しておけば、自然な宣伝効果が期待できます。もし、イベントなどで配るシールやステッカーなら、そのイベントの日時や開催場所を記します。あるいはホームページやQRコードを記載しておくのも効果的です。何かの商品の販売目的ならば、その商品のキャッチコピーや宣伝文を入れることもできます。
裏面印刷の注意点
裏面印刷では、フルカラー印刷か黒一色の印刷が可能です。注意事項として、表面の印刷と裏面の印刷位置をきちんと合わせる必要があります。ただし、これを正確に合わせるのは非常に難しく、余白は3ミリ以上必要になります。そのためデータラインとカットラインとの間は、少なくとも3ミリはなければなりません。データを作成するときに、そのことを頭に入れて作るようにしましょう。また、表のデザインと裏のデザインを揃える必要があります。表が縦型なら裏も縦型にすべきであり、表が丸型で裏が縦型では無駄も多くなります。上下を揃えることも忘れず、細部まで注意するようにしましょう。
ボトルへの裏面印刷で効果がアップ
シールへの裏面印刷が大きな効果を発揮するのは、透明ボトルへの貼付の場合です。透明ボトルは表から見えるだけでなく、ボトルを通してシールの裏側も見ることができます。もし、内容物が透明、あるいはそれに近い色のものならば、ボトルに何かが入っていたとしても、シールの裏面を目視することができるのです。これは宣伝効果や、室内のインテリアとしても大きな効果を発揮します。たとえば、商品ケースに置いた透明ボトルの表面からはその商品を認識できて、裏側がカラフルで素敵なデザインになっているとしたら、それ自体で店内を華やかに彩ることができます。これは自宅の室内でも同じことが言えます。表からも裏からも楽しめる裏面印刷は一石二鳥であり、ボトル以外にも様々な透明容器に使用可能で、多くの効果を期待できるといえます。